OCUNのクライミングシューズFury(Nitro)をレビュー! サイズ感、他モデルとの比較!

OCUNのクライミングシューズFury(Nitro)をレビュー! サイズ感、他モデルとの比較!

 

OCUNのクライミングシューズのFury(以前はNitro)を買ったのでノマドクライマーの自分がレビューしていきます。

 

クライミングメーカー OCUN (オーツン)とは?

 

OCUNは、チェコ共和国に本拠地を置くクライミングメーカーです。

1980年代に設立され、現在では世界的に知られたブランドとなっています。OCUNの名称は、"Our Climb Unity"(私たちのクライミングの結束)から派生しています。

1988年には最初のハーネスを作り、1992年に最初のクライミングシューズを作り、このときは「Rock Pillars」というブランド名でした。

1998年にブランド名OCUNが設立しました。

現在、ハーネス、クライミングシューズ、ロープ、ウェア、カラビナなど様々なグッズを発売しています。

 

 

OCUNをオーツンと発音するのはチェコ語だからです。

日本ではあまり見かけないかもしれませんが、プロクライマーでもOCUNのシューズを使っている人はいます。

他の人とシューズがカブらないので良いです。

 

 

OCUNのクライミングシューズのFury(Nitro)のレビュー!

OCUNのFury

 

OCUNのFury2 OCUNのFuryのヒール OCUNのFuryのベルクロ OCUNのFuryのソール

 

以前はNitroという名前でしたが、Furyに変更になりました。

ユニセックスでメンズ、ウーマンはなく、色はこの赤と青の1タイプです。

OCUNのボルダリング、インドアクライミング用のハイエンドモデルで、ハードな課題に対応するためのソフトシューズです。

 

ソールとヒールは2017年から採用されているCAT rubber μ1.5という置いておくと、埃が着くほど粘着性があるゴムで触った感じ明らかに他と違います。

CATは(Climbing Adhesion Technology)を意味し、意味は「クライミング粘着加工テクノロジー」で、FuryとBullitで採用されています。公式サイトの説明では大文字ですが、なぜかソールの印刷は小文字になっています。

厚さが4mmですが、足裏感覚はいい感じにあります。μ1.5のゴムは足裏感覚があり、グリップ力に優れたモデルです。

もう一種類のμ1.1のモデルは主にビギナー向けのシューズに採用され、密度が高く強度があり長く使えます。

μ(ミュー)は摩擦係数を表す記号です。

 

トゥーの面に貼られている大きなゴムはCAT rubberではなく、ツルツルしていますが、ホールドで全然滑りません。

ヒールのゴムは薄く柔かいですが、全然かかります。

 

足入れは入り口部分が、メッシュで伸びるので意外と良いです。

ベルクロは1つですが、土踏まず部分がガッツリ締まります。 内部の裏地が良い感じで不快にならないです。

 

Furyのサイズ感

自分(男)の足の実寸(踵から足の指先まで)は27cmで、足幅が10.5cmぐらい、人差し指が親指より少し長いギリシャ型の足型です。

過去には、スポルティバのタランチュラSo iLLのフリーレンジプロを攻めずに履いていました。

 

以下自分が買ったFuryのサイズです。

UK:7.5

US men:8.5

US women:9.5

EUR:41.5

26.5cm

Furyは、かなり攻めて26.5cmを購入しました。26.5cmを履いたときにつま先が痛かったですが、他の部分がバッチリハマったので、攻めてしまいました。ジムメインで使う人はあまり攻めなくても良いです。

形的には、話に聞いていたとおり、幅が細いです。(OCUNで一番細い)自分の足幅は10.5cmで細くはないので初めは痛かったです。

幅が細くなったスポルティバのスクワマ SKWAMAのようなイメージで、もしスクワマより足幅が細いシューズを探している人にはおすすめです。

 

伸ばすために家で何回も履き、1週間ぐらいで履いて歩いていられるぐらいまで伸びました。その後、ジムで初めて使った時に伸びて足にガッツリフィットする感じにつま先のゴムが伸びました。

 

OCUN Furyのサイズ表

箱の底面にサイズ表があります。

自分が買ったUK 7.5(26.5cm)は、メーカー推奨として

UK7(26.0cm)、UK7.5(26.5cm)8(27.0cm)はPEFORMANCE FIT(足の実寸が26.5cm向け)、

UK6,5(25.5cm)、UK7(26.0cm)はEXTREME FIT(攻める人向け)

UK8(27.0cm)、UK8.5(27.5cm)はCOMFORT FIT(余裕持って履く人向け)となっています。

 

OCUN 3 Force Systemとは?

2009年から採用されている 3 Force Systemは、とてもざっくり言うと、「靴をねじれないようにする事で小さいホールドに乗るときに力がつま先に効率よく伝わる技術」です。

土踏まずの部分の青い帯状のゴムがバッチリ締まる作りになっているのが、キモになっています。

確かにソフトシューズですが、小さいホールドに乗れます。

OCUNのモデルでFury、Ozone、Ozone HVに使用されています。

 

 

OCUNの他のモデルとの比較

モデル名重さソールのゴムの種類
Fury約210グラムCAT rubber μ1.5, 4mm3 Force system
Ozone約235グラムVibram XS Grip 4mm3 Force system
Ozone HV約240グラムVibram XS Grip 4mm3 Force system
Bullit約220グラム (UK 7)CAT rubber μ1.5, 4mm

 

重さは Bullit以外はサイズ表記がありませんが、全てUK7の重さと思われます。

Furyが一番細く、Bulitがゴム部が少ないせいか、他よりも少し柔らかいです。

 

OCUN Ozone

Furyよりも少し硬めで外岩向けですが、爪先とヒール部が別れたセパレートソールでガチガチに硬いわけではなくジムでも全然使えます。

ソールはFuryとは違うVibram XS Grip 4mmです。

多少Furyよりも幅広ですが、サイズ感的にはFuryと同じですが、ダウントゥが少し緩めです。

 

 

OCUN Ozone HV

Ozoneを甲を高くして幅広(ハイボリューム)にしたモデルです。

 

OCUN Bullit

Furyよりも多少ダウントゥが緩くなり、幅が広くなったソフトシューズです。

ソールはFuryと同じCAT rubber μ1.5, 4mmで、柔らかさ、足裏感覚はFuryとほぼ同じです。

3 Force systemはありませんが、快適さはあり長く履いていられます。

 

 

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