ピンクのテキーラ!その名もテキーラ・ロサをメキシコ在住が紹介!
メキシコ在住でテキーラ、ビール、メスカルを飲みまくった自分が、ピンク色をしたテキーラである、テキーラ・ロサという種類を紹介します。
テキーラ・ロサ/Tequila rosaは、ピンク色のテキーラの総称で特定のメーカーの固有名詞ではありません。
何でピンク色をしているの?
赤ワインの樽で熟成させたために赤ワインの色が移ったためです。
テキーラは樽での熟成期間の長さによってブランコ、レポサド、アネホと種類が分けられます。熟成期間が長くなれば、なるほど値段が上がり、色が茶色く濃くなっていきます。
色は綺麗な桜色をしていて、ロサ/rosaとはスペイン語で薔薇、ピンク色という意味があります。
テキーラ・ロサ/Tequila rosaの特徴、味の違い
味は、ワインのような渋み、コクをほんの少し感じる程度で、普通のテキーラ(アガベ100%)と大きく違うわけではありません。目を閉じて飲んだらほとんどわかりません。
とは言っても、ピンクの色は綺麗で、プレゼントにも良いです。(特にワイン好きな人へ)
メキシコでも、女の子用の綺麗なテキーラという感じで、家で飲んだりする場合は特に買ったりはしません。
製造工程的には、テキーラ・ブランコ(熟成期間のないもの)を赤ワインの樽で熟成させます。
アルコール度数は35〜38%です。
しかし、テキーラの定義として原料のアガベ・テキラナ・ウェベル・バリエダ・アスル/Agave Tequilana Weber Variedad Azulというアロエのような植物を51%以上含むことが条件になっています。
メキシコではテキーラの多くが原料のアガベ100%のテキーラが売られ、みんなそれを買いますが、日本には、ホセ・クエルボ・エスペシアル/Jose cuervo especialなど、51%以上で100%ではないものがたくさん売られています。
はっきり言ってこれらの原料51%以上のものは100%のものに比べて、まずいです。
ショットで飲んで吐くタイプのアルコールのキツさだけを感じるようなテキーラです。
日本ではちょっと値段が高いですが、本場の原料のアガベ100%のテキーラは、独特の甘い香りと味があり、51%のものとは別物です。
日本で手に入るテキーラ・ロサ
なかなか、目にしませんが、日本でも買えます。もちろん全てアガベ100%の本場のテキーラです。
アハトロ ディーバ/AHA TORO DIVA
メキシコのハリスコ州の歴史の長い本場のテキーラ・ロサですが、メキシコでは、ほとんど目にしません。
アルコール度数40%で、アガベ100%の高品質なテキーラです。
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アラクランというメーカーから、アラクラン ロサ/ALACRÁN ROSAというピンクのボトルのテキーラが出ていますが これはボトルがピンクなだけで、テキーラ・ロサではありません。
種類はブランコ/Blancoという熟成期間のないものです。
ちなみにアラクラン/Alacránとはスペイン語でサソリという意味です。
メキシコにはサソリがボトルに入っているメスカルという酒の銘柄がありますが、これはサソリも入っていません。
アガベ100%の本場のテキーラです。
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