エクアドルのコトパクシ/Cotopaxiの登山ツアー! キトから行ける!

エクアドルのコトパクシ/Montaña Cotopaxiの登山ツアー!キトから行ける!

 

エクアドルで2番目の高さ5897mのアンデス山脈の活火山(コトパクシ/Montaña Cotopaxi)で登山ツアーに参加したのでその様子を書いていきます。

今回は登山素人の自分(東京の高尾山しか登ったことしかない)がキトにある旅行会社でコトパクシとチンボラソ(6310mエクアドルで1番高い)の登山に挑戦しました。

結論から言うとガチでしんどいけど登れます。(天気や雪の状態が悪かったら無理)

活火山の為に2015年8月〜2017年10月まで登山はできなかったです。

 

エクアドルのコトパクシ山とは?

コトパクシ(Cotopaxi)は、エクアドルにある有名な活火山です。

コトパクシはエクアドルの国立公園であるコトパクシ国立公園の一部であり、美しい自然環境と壮大な景観が特徴です。

コトパクシは、その美しい円錐形状と氷河で覆われた頂上が特徴的です。山頂の氷河はエクアドルの風景の象徴の一つであり、周囲の山々や草原とのコントラストが美しい景観を生み出しています。

コトパクシは登山家や冒険家にとって人気のある目的地であり、登山愛好家にとっては魅力的な挑戦となっています。

登山ルートにはいくつかのオプションがありますが、コトパクシに登るには適切な装備と高山病対策が必要です。また、登山の際は経験豊富なガイドと一緒に行動することをおすすめします。

公園内にはトレッキングやハイキングのルートもあり、自然の中でのリラックスした散策ができます。

ただし、コトパクシは活火山であり、噴火のリスクが存在します。登山や公園内での活動を計画する際には、地元の天候情報や公園当局のアドバイスを確認し、安全を最優先に考えることが重要です。

 

より高い山のチンボラソ(6310mエクアドルで1番高い)に登るための高度順応のための山としても知られています。

 

キトのコトパクシ登山ツアーの旅行会社

 

High summit(ハイサミット)というキトの新市街(マリスカル地区のプラサ・フォッシュ近く)にある現地旅行会社に頼みました。

 

理由は旅行の1、2ヶ月前からメールで質問をしていたのですが、対応が良かったからです。

他にもマリスカル地区には、Sur Trek(スール・トレック)、Ecomontes Tour(エコモンテスツアー)等あります。

 

登山ツアーの費用

 

参加者が2〜3人の場合:965ドルでガイド1人つきます。

4人以上の場合:880ドルでガイドが2人以上つきます。

移動、食事、山小屋泊、道具レンタル(ピッケル、プラスチックブーツ、アイゼン、ヘルメット、ハーネス)の料金込みです。

すでに予約客がいる場合はホームページに日程が出ていました。

メールで予約を申込んだところ、ホームページよりPaypalで30%の290ドルを前金として払い、送られてきた申込書を記入、返送して予約完了となりました。

山岳保険はアイゼン、ピッケルを使う登山に対応しているものを見つけることができなかったので、入りませんでした。

 

コトパクシ登山ツアーの日程

 

ツアーの名前は、Ascención Cotopaxi - Chimborazo 5 diasです。(トータル5日)

1日目の何日か前にHigh Summitに行き料金の支払い(現金払いのみ)、レンタル道具の確認をします。

その後、他の道具(寝袋など)は提携のお店であるLos Alpesでほぼ全てのものがレンタルできたのでしました。買うこともできます、こちらも現金払いのみ

 


1日目 

午前10時にキトのHigh Summit前に集合

ガイドと車でコトパクシの山小屋(Refugio Jose Rivas)4864mへ移動、途中でホテル/Hotel Cuello de Luna(クエジョ・デ・ルナ)でより長い日数のツアーのメンバー(高度順応を長くとってる)と合流し、レストランで昼ごはん食べます。(お金払ってくれます)

 

途中で国立公園の関所のようなところで書類にサインします。

車で山小屋のちょっと下のスタート地点まで行ってそこから荷物持って山小屋(ホセ・リバス/Jose Rivas)まで登ります。

 

 

山小屋の近くの斜面でアイゼン、ピッケルの使い方練習(初めて使ったけど教えてもらってなんとなくできる)

山小屋で夕ご飯(食堂と同じようなちゃんとした食事が食べられる)を食べて、就寝(全く寝れない)

23時頃に起床、0時に出発なので1時間くらいで準備、食事、水とお湯は貰えます。

 


2日目

0時頃に出発

休憩しながらゆっくり登る、山頂で数分間あるので、写真撮ったりする、山小屋まで下山

山小屋から往復6〜7時間くらいの予定でしたが、自分は9時間くらいかかりました。

山小屋でちょっと休憩して、スタート地点まで下ります。

車でキトに戻る、途中でレストランで昼ごはん食べました。(お金払ってくれる)

キト着15時頃 ホテルが予約されているのでそのホテルに泊まリました。


3日目

朝にガイドがホテルに迎え来て、移動とバーニョス/Bañosという地域でガイドと一緒に観光、用意されているホテルに泊まります

 


4日目

朝にガイドがホテルに迎えに来て、チンボラソ(6310m)の山小屋へ。

 

コトパクシ/Cotopaxi登山ツアーの持ち物

自分は軽く、最小限の荷物で行きたかったので重いものや、デカイものはレンタルしました。

Los Alpesでのレンタル料は5日間で総額1万円ぐらいでした。

 

  1. ピッケル(High Summitレンタル)
  2. アイゼン(High Summitレンタル)
  3. ハーネス(High Summitレンタル ロープで3人をつなぎ1列になって登ります)
  4. ヘルメット(High Summitレンタル)
  5. プラスチックブーツ(High Summitレンタル)
  6. 寝袋(Los Alpesレンタル 重い)
  7. バックパック60Lくらい(Los Alpesレンタル 重い)
  8. ゴアテックス ハードシェル上(アークテリクス アルファFLジャケット 薄いもので大丈夫でした)
  9. ゴアテックス ハードシェル下(Los Alpesレンタル GOM TEXって書いてあった。昔のスキーウェアみたいでした。あんまり良くない)
  10. ベースレイヤー 上下(ウール mont-bell)
  11. ベースレイヤー極厚手 上下(ウール mont-bell)
  12. ミッドレイヤー(化繊 アークテリクス プロトンARフーディー)
  13.  厳冬期用靴下(ウール)
  14. レイヤー手袋 2セット(ウール 1セットは予備)
  15. ミドル手袋(化繊  North Face)
  16. シェル手袋(ゴアテックス North Face)
  17. バラクラバ(結局使わなかった)
  18. ネックウォーマー(ウール)
  19. ニット帽(ウール)
  20. サングラス(大事)
  21. ゴーグル(結局使わなかった)
  22. ヘッドライト(+乾電池の予備)
  23. 魔法瓶0.9L(mont-bell 2個あってもいいと思いました)
  24. ごつめのダウン(アークテリクス セリウムARフーディー)
  25. カロリーメイト 8個(喉乾くから他のにしたほうが良いです)
  26. アミノサプリ(粉末のを魔法瓶に入れ飲みました)
  27. パルスオキシメーター(山小屋で血中酸素濃度70くらいまで下がりました)

スタート地点から山小屋まで荷物を持って登らないといけないので、レンタルしたものを入れるために50、60Lのザックが要ります。

山小屋から出発する時にザックに入れるものは、行動食(スナック菓子貰えますが、日本の駄菓子屋に売ってるようなやつなので、できれば日本から持って行った方が良いです)魔法瓶くらいなので、軽い旅行のザックで大丈夫です。

特に寒くなかったですが、結局、出発から三時間後から、下山し帰ってくるまでシェルの上にごつめのダウン(アークテリクス セリウムARフーディー)をずっと着ていました。

 

コトパクシ登山ツアーの感想

ガチでしんどかった、でも達成感はかなりあります。

わかっていたつもりだったんですが高所順応は超大事ってことがよくわかりました。筋肉的にはそこまでハードじゃないです。

順応には、日本で三浦ドルフィンズで低酸素室に4回入り、登山開始の2日前にエクアドルに到着し、ルク・ピチンチャ(4696m)に登りましたが、不十分な感じはかなりありました。

山小屋では、常に呼吸を意識していたんですが、頭痛はあまりなく、ダルさと眠気(だけど寝れない)、突然の吐き気、食欲の無さ。

前半にたまに手と足の指先が冷たいときがありました。特に寒くはなかったです。

登っているときは心臓の鼓動が音がうるさいくらいにありえないスピードになり、息もスゲー切れる、でも順応したのか頭痛とダルさは無くなってました。

山頂まで行くと、下りは速いって聞いてたのでもうちょっとで帰れるなと思いました。

下りはふくらはぎが死にました。ガイドはとても優しく、日本語がちょっとできました。

 

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